平成30年12月16日に、札幌市豊平区でガス爆発事故が起きました。
一部報道では、建物に消火器が設置されていない、防火管理者を選定していない等、
消防法上の不備が複数あったそうです。
そんな不備事項を未然に防ぐためには、消防点検が必要不可欠です。
そこで、消防点検を実施する理由&メリットについてご説明します。
1.万が一の際のリスク軽減
建物に上記のような事件や火災等の万が一の事態が起きた時に
責任を問われるのは、オーナーさんや管理会社です。
消防法で定められた点検を実施することで、消防設備の不備を発見します。
そして未然に改修を行うことで、管理者としての立場で責任を果たすことになります。
2.建物の価値の向上
定期的に点検されている消火器や防火設備が備わっている建物は、入居者や消防等から信頼を得られます。
期限切れや機能が停止している設備は、景観を損ねるだけでなく、
消防からの指導の対象になりかねません。
消防点検の実施は建物としての最低限のステータスだと思っていただきたいです。
消防法の違反には罰則も規定されているので、注意が必要です。
3.防災への意識改革
点検は定期的に行いますので、消防設備の存在、使用方法を都度確認することができます。
ここにコレがついている!と認識するだけでも、いざという時スムーズに行動できるでしょう。
建物ごとに実施されている避難訓練についても、
普段の準備から避難の流れまでアドバイスをさせていただきます。
4.誤作動対応・アフターケア
身近な建物で突然非常ベルが鳴ってしまった、防火扉が起動してしまったなどの経験はないでしょうか。
そういった場合も、普段点検を任せている業者に連絡すれば安心です。
設備によっては、台風やイタズラで誤作動してしまうケースがございます。
場合によっては、消防隊が出動してしまうこともありますので、
迅速な対応が必要となります。
5.安全、安心の確保
安全・安心は何物にも代えがたい無形の財産です。消防点検を行うことで、それを可視化し、
建物と皆様を守ることになります。
火災感知器が作動しなかった、非常ベルが鳴らなかった。
なにかあってからでは遅いのです。
消防設備は普段活躍しないものばかりですが、だからこそ点検が必要です。
6.最後に
いかがでしょうか。重ねて申し上げますが、
建物の消防点検の実施は、消防法によって定められております。
なにか疑問に思うことがありましたら、お近くの消防署、点検業者にお問い合わせください。
スタッフI