建物の天井には、照明、空調設備など様々ついておりますが、
火災を感知、未然に防ぐ役割を持つ【熱感知器・煙感知器】も忘れてはいけません。
今回は、煙感知器を交換してきたのでご紹介します。
なぜ交換するのか
もちろん正常に動作していれば交換する必要はありません。
定期的な消防設備点検で確認するのが大事です。
ですが、部品の経年劣化や配線のサビなどから誤作動が発生する場合があります。
感知器設置から年月が経つにつれて、誤作動発生の可能性は高まっていきます。
今回交換する原因も誤作動の為です。
本記事サムネイルの画像の感知器が発報したのですが、
誤作動発生後の建物関係者の方々の初期対応が素晴らしく、
どの感知器が発報してしまったのかを
特定することができました。
大切な初期対応
初期対応って何をすればいいの?
ほとんどの方がご存知ないと思うのでご紹介します。
①感知器が作動すると火事であろうとなかろうと非常ベル、警報が鳴り響きます。
②受信機と現場を確認して火事が真報か誤報かを判断します。
③誤報であったら、受信機に表示されているエリアの感知器、発信機(押しボタン)をチェックし、
光っているものがあったらそれが原因です。
ざっくり説明すると上記のような形です。
感知器が光る?
写真は交換したての感知器をわざと反応させて試験している場面です。
確認灯と呼ばれる赤いランプが点灯しているのがわかるでしょうか。
これが反応している印になります。
さいごに
建物の防火管理者や自衛消防隊に属している方々は記事のような対応が実行できると、
関係者も安心できると思います。
消防設備の日々の点検・メンテナンスを実施し、
誤作動発生の確率を少しでも抑えるのも大切ですね。
スタッフI