首里城の火災から1週間が経ちました。
火は大きな建物も、そこに込められた人々の想いも燃やしつくす恐ろしいものです。
そういった事態にならないように、建物には消防設備が設置されています。
消防設備の中から今回は、非常警報・ベルの押しボタンの役割と効果について綴ります。
1.消防車は来ません
よく勘違いされがちですが、ボタンを押すだけでは消防署に通報はされません。
落ち着いて119番に電話しましょう。
火災の時には、気が動転して110番に電話してしまうケースが本当にあります。
自分は大丈夫!と思っていませんか?
2.スプリンクラーは作動しません
これもよく聞かれます。
そもそもスプリンクラー設備は大きい共同住宅や特殊な建物にしかついていません。
今一度、ご自身の身の回りの建物を確認してみてはいかがでしょうか。
3.防火扉・シャッターは作動しません
防火扉やシャッターは、熱・煙を感知して作動したり、遠隔操作で動かしたりすることができます。
避難経路の確保のためには欠かせないものですね。
4.じゃあどうなるの?
基本的には、音が鳴るだけです。
警備会社と連動していたり、屋内消火栓設備がある建物だと話は変わりますが、
鳴動して、火災や、その他の非常事態をお知らせするものです。
外敵等によって自分の生命の危険を感じた時に押すのも有効なんです。
当たり前ですが、興味本位では絶対に押さないでください。
訓練等でボタンを押す時は、復旧方法を確認してから押すようにしましょう。
スタッフI