今回は自動火災報知設備の受信機(制御盤)が警告音を発した際のことについてご紹介致します。
結論から申し上げますと、
内蔵バッテリーの消耗が原因の可能性があります。
以前、当ブログでも同様の事例をご紹介致しましたが、私のお客様のお建物で立て続けに
バッテリー消耗による警告音発生の事例が起きましたので、
皆様に再度注意喚起させていただきます。
1、内蔵バッテリー?
お建物の天井に付けられている火災感知器には、それらを統括する受信機(制御盤)があります。
受信機は、万が一停電や災害で電力の供給がストップしてしまったとしても、一定時間は火災感知器が機能するように
バッテリーが接続されています。
このバッテリーはスマートフォンのバッテリーや乾電池と同様に、使用していなかったとしても経年劣化で電圧が徐々に低下していきます。
そして一定の電圧を下回ったと受信機が判断したとき、それを知らせる警告音が鳴り響きます。
2、対応は?
バッテリーの交換が必須になりますので、普段消防設備点検を実施している業者か管理会社様に連絡するのが確実です。
乾電池と違い、決まった電圧や電流のバッテリーを再接続しなければなりません。
誤った物を接続してしまうと、受信機の故障の原因となる可能性がございます。
3、最後に
受信機にも様々なタイプがございますので、画像はほんの一例にすぎません。
もし、お近くの受信機設置が5年以上前であれば、バッテリーの劣化が進んでいてもおかしくない時期となっております。
音が鳴ってしまう前に、確認してみてはいかがでしょうか。
スタッフI