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感知器 誤作動原因の1つ

2023.02.26

皆さん、こんにちはこんばんは。

 

ある施設での点検中、差動感知器の変形を見つけました。

結構凹んでしまってますね😓

 

皆さん差動感知器がどんな仕組みで感知器が反応するかご存知でしょうか。

【差動式スポット型感知器】

感知器の周囲の温度が上昇するにしたがって、感知器内部の空気が膨張して感知するタイプです。火災ではない緩やかな温度上昇の時には作動せず、室内の温度が短時間に急上昇すると作動するようになっています。平べったい丸いお椀をひっくり返したような形状が特徴で、隙間が無く密閉された構造です。マンションにおいてはリビングルームや寝室、押入れなどの天井に設置されていることが多いです。

 

ドーム型金属部内部に空気室が収納されていて外部から金属部分を圧迫すると、内部の空気室に圧力がかかり火災信号を発してしまいます。この圧力は『緩やかに』加わると発報しない場合もありますが、『急激に』加わってしまった場合は間違いなく発報してしまいます。

 

熱感知器に直接何かをぶつけると、火災発報することがあります。軽くぶつけたり何かが当たった程度で作動することはありませんが、『変形させた』『凹ませてしまった』場合にはほぼ発報することになるでしょう。

 

先ほども説明させて頂きましたが空気の膨張を感知して作動するので、感知機本体(平べったいお椀を逆さにしたような部分)が凹んだり変形すると、空気膨張の度合いを正しく感知できずに誤作動の原因になります。

 

「定温式」の場合も、「バイメタル」という金属板の湾曲でスイッチが入る仕組みなので、バイメタルを変形させると正しく感知できません。

 

感知器が変形・破損していると実際に火事が起きた際、正常な反応がしない可能性があります。物品移動などされる際は感知器にも気を付けて移動して下さい。

 

この機会に一度感知器が変形・破損していないか確認してみて変形などが見受けられた場合などはお問合せ頂ければと思います😊

 

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