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避難訓練の流れ・やり方 火災編

2019.07.25

 

数秒後に火事・地震が起きると言われた時、あなたとあなたが属する組織は適切な行動をとれますか?

手垢の付いた言葉ですが、災害は突然やってきます。

避難訓練は有事に備えた準備運動のようなものです。

最低限、なにをすれば生存確率が上がるか、大切な人を守れるか、皆さんで考えていきましょう。

本記事では、火事が起きたと想定して、避難訓練のやり方、取り組み方を紹介します。

 

1.まずは火事の周知

火事だー!助けてー!など、なんでもいいので周りに火事だと発信しましょう。

本気になって叫べるか否かで、被害の規模が変わると言ってもいいでしょう。

非常ベルがあったら迷わず鳴らしましょう。

 

 

2.初期消火・退路確保・119通報・避難誘導

優先順位はありません。ケースバイケースですので、ここの対応を訓練で鍛えるといいと思います。

 

 

a.初期消火

近くに消火器や消火栓があって、自分の身長より火の手が低いなら必要な対応です。

火の手を見上げるような状況であれば、初期消火は諦めて避難しましょう。

 

b.退路確保

どのような状況下においても、自分の命が最優先です。

避難口・誘導灯の位置は把握していますか?

自動ドアの場合、操作方法を理解していますか?

 

c.119通報

消防に基本情報を伝えることは非常に重要です。

 

・火事or救急

・住所・建物付近の目標物

・火事の状況 何階が火事なのか、けが人の有無など

・自己紹介 名前・電話番号など

 

上記を聞かれるので、簡潔に答えればOKです。

目標物に関しては

 

「●●交差点の交番が北にあります!」 「▲▲屋の看板が南に見えます!」

 

などで大丈夫です。

スムーズに答えられるように準備したいですね。

 

 

d.避難誘導

収容人員が多い、子供やお年寄りがいる建物では必要になります。

 

 

3.人数確認・けが人搬送

避難は完了しているか、避難困難者の措置はどうなっているか。

消防との連携も大事です。

 

身近な避難場所を確認しておきましょう。

4.さいごに

まとめると、訓練時は

 

・火事の状況の把握

 

・速やかに避難

 

・避難完了できたか確認

 

ができれば良いです。

 

実際の火事の際は、消火班や通報班が組織されて役割分担をしたり、

建物の規模によっては非常放送が流れてくることもあります。

 

あらゆる状況を想定した訓練ができると理想的です。

訓練を計画する段階からそうしておけば、いざという時も冷静に立ち回れると思います。

 

 

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