先日、消防設備点検時に配管に錆び・腐食が見られ、配管の改修工事が必要となりました。
建物は築40年以上、施工以来点検などは一切していないとのことでした。
↓埋設部分が土からむき出しになって、穴が見えます。(ちょっと見えにくですが…)
☆そもそも、連結送水管とは?
簡単に言うと『消防隊専用』の消防用設備で、高層建築物・地下街・アーケード等に設置されています。
消火活動が困難な防火対象物に設置し、消火活動が円滑に行えるための消火活動上必要な施設となっています。
☆主な構造↓
〇送水口(地上にありポンプ車よりホースを接続し配管を通り、放水口へと水を送水する)
〇配管(送水口から各階放水口までを繋ぐ配管)
〇放水口(高層建築物ですと階数が7階以上の建物の3階から上の階に設置されています)
☆使用の流れ↓
〇消防ポンプ車等から送水口にホースを接続し、水を送水する。
〇各階の配管を通り、使用したい階の放水口にホースを接続し、バルブを開けると水が放水される。
連結送水管は法令点検が必要な中でも、施工から10年が経過すると、配管の耐圧試験を実施しなくてはなりません。
(10年経過後は3年ごとに耐圧試験が必要です)
いろいろと、説明等が長くなってしまいましたね(;^ω^)
やはり、日々の点検がいざとなった時の人命に大きくかかわってくると思います。
今回この建物は、むき出し配管をすべて新設し、最後に耐圧試験を実施し、問題なく作業は終了しました。
消防設備の点検・改修・工事、ご相談承りますので、気軽にお問い合わせください。
スタッフEでした(^^)/